2004年 08月 24日
渋谷系再考 |
予告だけでなかなか本編に入れませんでしたが
ようやく書く気になりました
そう!渋谷系の音楽についてもう一度おさらいしてみましょう
そもそも<渋谷系>とはどういった音楽のジャンルだったのでしょう?
一般的には80年代後半~90年代にかけて外資系のCDショップ いわゆる
タワーレコードやHMV・WAVEといったところで(だけ)良く売れたCDのジャンルとされています
代表的なアーティストと言えば
<フリッパーズギター/ピチカートファイブ/オリジナルラブ>
といったところでしょうか
彼らの音楽は80年代のギターポップや60年代の映画音楽のおいしい部分を
うまくチョイスしてコラージュしたモノでしたが 元ネタを知らない僕らにはとても斬新で格好良く見えました
とにかく彼らの知識やセンスは並外れていて 特にフリッパーズの2人は
同い年とは思えない情報量を持っていました
当然のごとく彼らに続けと にわかバンドが乱立しましたが所詮彼らの真似事に過ぎず自然消滅していきました(まあ誰とは言いませんが・・)
そして渋谷系音楽はフリッパーズの解散後 小山田君が創った新しいレーベル
<トラットリア>の中で暫く生き続けました
代表的アーティストは (カヒミカリィ・カジヒデキ)といった爽やかでお洒落な
オリーブ少女路線と一方では<デス渋谷系>なるダーク路線
その代表が<暴力温泉芸者>です。(写真)
彼の音楽というかサウンドは正直 人を不快にさせます
(女性の叫び声やムチの音など)
もうこうなってくると<渋谷系>音楽の定義とは何ぞや!と叫びたくなりますが・・
結局現在は<トラットリア>レーベルも無くなり<渋谷系>とい言葉自体がもう死語になっているのかと思いましたが<ネオ渋谷系>なるものが存在すると聞き(テトラプルトラップなど)(pulogさん情報ありがとうございました)ますし、
渋谷系という言葉は使わないにしても
<LOVE PHYCHEDELICO>などの音楽が現在受け入れられるのも 渋谷系という土台があったからなのです
なんか最後に変ですが実のところ僕は<渋谷系>という言葉はあまり好きではありません
なんか俗っぽく下品で 知性を感じ無いからです
彼らの功績はもっと崇高で気品のあるモノでした
渋谷系好きの方コメント宜しくお願いいたします
by kuzuchan1
| 2004-08-24 00:08
| 音楽